大阪府池田市の大阪教育大付属池田小で2001年に起きた校内児童殺傷事件から6月8日で24年となるのを前に、府警は26日、同小で授業中や下校時に不審者が侵入した場合を想定した訓練を実施した。
他校も含め約50人の教職員が参加。刃物を持った男が大声を出して廊下に入ってくると、気付いた教員が教室内のブザーで異常を知らせ、5人以上が教室から刺股を持って駆け付けた。荒川真一校長(51)は「事件から時間はたっても、訓練を通して学校安全に対する知見を継承していきたい」と話した。
当時37歳の宅間守元死刑囚は、校舎に侵入して包丁で児童らを次々と襲い、8人が殺害され、15人が重軽傷を負った。