仙台市の旅行業「ハローワールド」が子どもと外国人留学生の交流イベント「イングリッシュキャンプ」を中止したのに、参加費を返金していない問題で、宮城県が旅行業法に基づき近く同社を行政処分する方針を固めたことが26日、県への取材で分かった。県は少なくとも600万円の未返金を確認済みで、額はさらに増える可能性もあるとみている。
会社ホームページによると、キャンプは全国の青少年自然の家などでゲームやバーベキューを通じて交流するのが主な内容。2025年度は40以上の都道府県で開催予定だった。今年3月ごろから返金遅延の相談が県に寄せられ、今月1日に立ち入り検査を実施していた。