香川県警は26日、観音寺署の刑事課に所属する警察官3人が、660人分の遺体の検視結果報告書を誤って廃棄していたと発表した。保存期間を勘違いしたとみられるという。報告書は3人が立ち会って外部業者が溶解処理しており、県警は情報流出の恐れはないとしている。
県警によると、3人は昨年10月18日、観音寺署刑事課が保存していた2012~18年分の検視結果報告書を廃棄した。保存期間は30年だが、5年と勘違いし、期限が過ぎていると思い込んだ。今月上旬、県内の他機関から記載内容の確認を求められ、発覚した。県警は捜査に支障はないとしている。