石川県加賀市は26日、市内観光関係者を集めた会合を開き、加賀温泉郷などの観光資源の国内外へのPR強化に取り組むことを確認した。昨年、北陸新幹線金沢―敦賀(福井県)間延伸に伴う駅設置で、首都圏からアクセスしやすくなった点をアピールし、新型コロナウイルス禍や能登半島地震で落ち込んだ観光需要の回復を目指す。
会合では、年間で宿泊客と日帰り客の計400万人の来訪を10年以内に目指すとした「再生宣言」を採択。宮元陸市長は「行政と観光業が一体となって盛り上げていきたい」と訴えた。
市によると、2019年には約170万人が宿泊していたが、コロナ禍の21年には約75万人と落ち込んだ。