【モスクワ共同】ロシア外務省のザハロワ情報局長は11日、ロシア国内に6カ所あり日ロ友好の象徴となってきた「日本センター」の閉鎖を日本政府が決定したことに「合理的かつ時宜を得たものだ」と指摘した。日本センターの目的が「今日の現実に即していない」と述べた。タス通信が報じた。
日本センターは日ロ関係の発展に貢献する人材の育成などを目的に日本政府が極東ウラジオストクや首都モスクワなどに設立。日本の予算で日本語や経営関連の講座を開き多くの親日家を輩出してきた。
ザハロワ氏はロシア治安機関による日本センターへの検査で「ロシア国境を歪曲した地図製品の使用など多くの違反行為が見つかった」とも表明した。