宮内庁は16日、天皇、皇后両陛下が戦後80年の戦没者慰霊として、東京大空襲の犠牲者らをまつる東京都慰霊堂(墨田区)を23日に訪問されると発表した。長女愛子さまも同行する。戦後80年の節目に戦禍の地を巡った一連の訪問は、今回で終了となる。
宮内庁によると、ご一家が慰霊堂を訪れるのは初めてで、霊殿に供花し、参列した遺族代表と懇談する予定。
1945年3月の東京大空襲は約10万人が命を落としたとされる。東京都慰霊堂は空襲で亡くなった人々のほか、関東大震災の犠牲者の遺骨を納めている。戦後50年だった95年は、在位中の上皇ご夫妻が「慰霊の旅」として訪れた。