前橋市の小川晶市長(42)は17日、市職員の既婚男性とラブホテルで複数回面会した問題を受け、自身の給与を5割減額した上で市長を続投すると表明した。市役所で記者団の取材に応じ、選挙公約を実現させる責任があるとし「全身全霊で取り組む覚悟だ。信頼回復を進めたい」と述べた。市政の混乱収拾を図り、議会や市民に理解を求める狙い。
減額する期間は「任期中」とし、詳細は今後詰める。
小川氏は9月下旬、ホテルで今年2月ごろから10回以上会ったと認めた一方、男女関係を否定した。その後、市議会全10会派が出処進退の早期決断を要求。小川氏は13日の支援者主催の市民集会で、続投への意欲を示していた。
弁護士出身の小川氏は群馬県議を経て、2024年から現職。1892年の市制施行後、初の女性市長となった。