9月に開催された全米オープンテニスの車いすの部で男子シングルスを制し、四大大会とパラリンピックを全制覇する「生涯ゴールデンスラム」を成し遂げた小田凱人(東海理化)が17日、愛知県大口町の所属企業を訪問し、偉業達成を報告した。史上最年少の19歳での快挙に「応援が原動力になった。全制覇ができて良かった」と満足そうだった。
決勝は最終セットのタイブレークまでもつれた熱戦。執念でたぐり寄せた勝利を「最後の危ない場面で、それまで自分がやってきたことが結果として出た」と振り返った。来年の目標については、1シーズンで四大大会の全てを制する「年間グランドスラム」の達成を掲げた。