岩手県警は17日、旅券を所持していなかったとする入管難民法違反(旅券不携帯)の疑いで、同県九戸村の外国籍の男性農作業員を誤認逮捕したと発表した。逮捕は15日で、在留カードを持っていることが分かり、約5時間20分後に釈放した。
県警によると、二戸署に任意同行後、警察官がパスポートを持っていないことを確認し、15日午後6時10分に逮捕した。その後、留置施設に移した際、別の警察官が所持品を調べたところ在留カードを発見。誤認逮捕と分かり、同日午後11時半ごろ釈放した。逮捕した警察官は在留カードを持っていれば、旅券の携帯義務がないことを知らなかったという。
県警は男性に謝罪した。