• X
  • facebook
  • line

ロシア軍が原発変電所を標的か ウクライナへ集中攻撃

2025/11/09 09:44

 7日、ウクライナ・キーウで報道陣の質問に答えるゼレンスキー大統領(ロイター=共同)

 【キーウ共同】ウクライナのインフラ施設に7日夜から8日朝にかけてロシア軍の集中攻撃があり、ウクライナのシビハ外相は8日、同国のリブネ原発、フメリニツキー原発に電力を供給する変電所が標的になったとの見方を示した。国際原子力機関(IAEA)に緊急会合の開催を要請するとした。X(旧ツイッター)に投稿した。

 シビハ氏は「偶然ではなく、周到に計画された攻撃だ。ロシアは意図的に欧州の原子力の安全を危険にさらしている」と主張した。変電所に実際に被害があったかどうかは明らかにしなかった。

 ゼレンスキー大統領は集中攻撃を受け声明を発表した。「弾道ミサイルへの対抗は極めて困難だ。効果的に迎撃できるのはごく少数のシステムのみだ」とし、欧米諸国に対して米国製防空システム、パトリオットの追加供与を訴えた。

 ウクライナ軍によるとロシア軍は、ミサイル45発と無人機約460機で東部や首都キーウなどを攻撃。ウクライナ軍は大半の無人機を撃ち落としたが、ミサイルの撃墜は一部にとどまった。全土で少なくとも7人が死亡した。

この記事をSNSで伝える:

  • X
  • facebook
  • line