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前橋市長が辞職、年明け選挙 ホテル問題2カ月で引責

2025/11/27 17:18

 前橋市議会は27日招集の本会議で、小川晶市長(42)の辞職に全会一致で同意した。小川氏は同日辞職する。市職員とのラブホテル面会問題の発覚から約2カ月で、責任を取った形。市選挙管理委員会は、辞職に伴う市長選を来年1月5日告示、12日投開票とする日程を決めた。焦点は小川氏の動向や、選挙戦の構図へ移る。

 辞職同意後、小川氏は出直し市長選への立候補を明言しなかった。市内で記者団に「支援者や市民と相談し、考えたい」と述べるにとどめた。今月14日には、市長選となった場合は出馬する考えを示していた。

 本会議では同意に先立ち、市民や議会の意見を踏まえ「悩み抜いた末の決断だ」と語った。弁護士出身の小川氏は群馬県議を経て、2024年2月の市長選で初当選。1892年の市制施行後、初の女性市長となった。

 今年9月下旬、既婚の男性職員と2月ごろからホテルで10回以上会ったと認める一方、男女関係を否定。議会の7会派が今月13日、不信任決議案を提出する構えを見せた。可決の公算が大きく、25日に辞職意向を議長へ伝えた。

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