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『光る君へ』宮川一朗太、演じる藤原顕光を語る【君かたり】

06/23 21:00

  • エンタメ総合
大河ドラマ『光る君へ』の場面カット(C)NHK

 大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜 後8:00 NHK総合ほか)キャストの撮影現場からのコメントを届ける「君かたり」が、同局の公式サイト内で更新された。今回は、藤原顕光を演じる宮川一朗太の声を紹介する。

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――藤原顕光について
クランクイン前にちょっと調べてみたら、本当に仕事ができない人間というので有名っていうことを知りまして、できない人間だんですがただアホにはしたくないなと。一生懸命やっているんだけど、なんかちょっとズレているっていう効率が悪いというか実を結ばないっていう、ものすごくできるわけじゃないんだけど、争いや敵は作らない人当たりのいい感じというのをちょっと意識した部分はありますね。

ただね、野心はあると思うんですよね。今右大臣まできましたけど、長いこといる以上、やっぱり左大臣、関白とか野望はあると思うんだよなぁ。ただその「力づくで天下を取るぞ!」みたいな部分は顕光にはないので「そういう座がくればいいなぁ」って思いながら(笑)、日夜頑張っている顕光っていう存在を見てもらえればと思いますね。

――藤原道長について
結構近い親戚ではあるんですよね。たぶん道長のことは小さいころからよく知っているはずなので、その三郎時代のぽや~んとしていて「大丈夫かこいつ」っていう時代も絶対見てきているので、だから逆に「あの三郎、道長が立派になった」っていう思いで絶対一目二目置いているはずなんですよね。

年下なんだけど「こいつはやっぱりできるな」っていう部分は顕光なりに感じていると思うので、そこのリスペクトしている部分は失わないようにやっていますね。「下のくせに俺を追い抜きやがった!」っていうようなお芝居にはしないようにしようと。だから普通に丁寧な言葉を使いますし、「こいつは勝てないな」っていう部分は感じているんじゃないですかね。だから力づくで道長を排除するわけにもいかないので顕光は「道長どいてくれたらいいな」って思いながら日々過ごしているんじゃないでしょうか(笑)

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