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『ビリオン×スクール』山田涼介“加賀美”が生徒のいじめに立ち向かう 第2話レビュー&あらすじ

07/12 07:00

  • エンタメ総合
12日放送『ビリオン×スクール』第2話より (C)フジテレビ

 8人組グループ・Hey! Say! JUMPの山田涼介の主演するフジテレビ系連続ドラマ『ビリオン×スクール』(毎週金曜 後9:00)第2話が、きょう12日に放送される。第1話では、億万長者ならではの方法で、生徒が抱える問題を解決しながら、その心の底にある悩みまでもすくいあげた山田演じる加賀美が、第2話では“いじめ問題”と対峙する。

【写真】お馬鹿な生徒役の松田元太

 今作は日本一の財閥系企業のトップであり“億万長者=ビリオネア”の主人公である加賀美零が、身分を隠して学校の教師となり、さまざまな問題に直面しながらも生徒とともに成長していく姿を描く学園コメディー。

 前回、日本最大の財閥グループ企業『加賀美グループ』のCEOで億万長者=ビリオネアの加賀美が、秘書兼ボディーガードの芹沢一花(木南晴夏)とともに教師として私立絵都学園に赴任。「やる気ゼロ」「才能ゼロ」「将来性ゼロ」の生徒が集められた3年0組の担任になった。

 第2話では、加賀美と芹沢が校庭を歩いていると、頭上から教卓が落ちてくる。そして、駆けつけた西谷が気になることを話し出す。西谷から話を聞いた加賀美は、クラスにいじめがあることを読んでいた、と言う。それは、いじめ問題の解決が可能になれば、AI教師の導入が大きく前進するからだった。

 あくる日、加賀美は0組の生徒たちにタブレットを出すよう命じ、アンケートを配布する。それは、いじめに関するアンケートだった。タブレットの電源が入らなかった梅野ひめ香(上坂樹里)に、代わりのタブレットを手渡す芹沢。すると東堂雪美(大原梓)が、アンケートの内容に異議を唱え、疑われるのはショックだと言い出す。そんな雪美に加賀美は、このアンケートはいじめがあるかないかではなく、いじめはあるという前提で、誰がいじめられ、誰がいじめているのかを再確認するものだ、と言い放つ。

 前回は母子家庭で育ち、家計を助けようとバイトに明け暮れていた西谷翔(水沢林太郎)を無理やり都内に引っ越しさせ、都民として助成金の給付を受けさせるといった荒業を繰り出した加賀美だが、今回もその類まれなる頭脳と資産と行動力を駆使して、いじめ問題に立ち向かっていく。

 面倒ないじめを見てみぬふりをする教師たち、悪びれもなくひめ香を傷つけるクラスメイト、そしてひめ香さえもいじめを受けていたことを認めないなか、加賀美はどのように、いじめの有無を突き止め、ひめ香を救うのか。そして、お金や権力だけでは解決できない根底にある生徒の心の叫びにどのような答えを提示するのか。加賀美ならではの、決して綺麗事ではない教えに今回もハッとさせられる。

 そしてわがままで自信家な加賀美が少々強引な方法で突き進むのに反し、潜入とはいえ副担任として生徒に手を差し伸べる一花の存在も大きい。加賀美に対しては淡々とツッコミを入れ、粛々と任務をこなす一花だが、生徒に向ける声や眼差しは“先生”らしく、良くも悪くも上から目線で利己的で自分の意志を曲げずに目的を遂行する加賀美とは水と油ながらベストコンビの予感。金曜の夜、一週間を明るく爽快に締めくくるドラマとなっている。

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