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警備員を辞めて失業中、「僕なんか…」自信なさげな男性が激変、背中を押した美容師のスゴ技

07/16 08:30

  • その他
失業中の男性(写真提供:渋谷でイメチェンさせる人)

 人生に何度か訪れる転機の時。新たな一歩を踏み出すには、自分に自信を持つことが大きな原動力となる。その手軽な手段のひとつが“髪型を変える=イメチェンする”こと。第一印象を左右する大切な要素となる髪型を変えて、失業中の男性に自信をつけさせた美容師のスゴ技とは?

【ビフォーアフター】失業中の男性が「自信が持てた!」、笑顔を取り戻した一部始終

■「僕なんかで大丈夫ですか?」、垢ぬけない印象の失業中男性

 男性たちを劇的に変貌させるのは、3000人の顧客を抱えるフリーランス美容師・カンタさん(@ka.n_wl)。道行く人に声をかけて、カッコよくイメチェンさせる「渋谷でイメチェンさせる人」として、YouTubeやTikTokなどで動画を配信している。

 今回紹介するのは、涼しげな目元が美しいにもかかわらず、伸びた髪と眉が垢ぬけない印象を与えてしまっているマスク男子。カンタさんが声をかけると快くOKしつつも、「僕なんかで大丈夫ですか?」と控えめに応答。その姿には人柄の良さが滲み出ていた。聞けば現在、警備員の仕事を辞めて失業中。次の職に向けて就活を頑張っているとのこと。イメチェンを引き受けてくれたのも、「髪が伸びてしまって、面接で印象が悪くなってしまうのではないか」と気にしてのことだった。

 そんな男性に対して、「カッコよく、大人っぽくしたい」とカンタさん。

 「顔立ち的にはクールな雰囲気で、おでこを出すスタイルが似合うと思いました。あと、こめかみの幅が広めだったので、その部分を締めるようなスタイルにできたらと考えました」(カンタさん/以下同)

 男性からのリクエストは特になく、スタイルはカンタさんにお任せだったが、それだけに会話を通して「“カッコイイ”のイメージを一致させるよう心がけた」とカンタさん。

 「学生なのか、社会人ならどういう職業なのかというようなライフスタイルはもちろん、その人の“好み”も髪型を作るうえで重要な要素となります。とくに細かい要望がないお客様の場合、美容師がこの髪型がいいと思っても、お客様の好みに合わなければ失敗と思われることもあります。ですから、会話をする中でお客様のフィーリングをつかむことも大切にしています」

 今回、男性は就活中だったことから、清潔感等を考慮してスタイルを築き上げたが、さらに会話の最中に男性が語った「SNSで動画配信を始めたいと考えている」という話も、スタイルを作るうえでのヒントになったという。

 「就活はもちろん、SNSで顔出しをしていくうえでも、今回のイメチェンで『ちょっと自信が持てた』と言ってもらえたときは本当に嬉しかったです」

(文:河上いつ子)

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