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『ビリオン×スクール』“成長”を軸に今までになかった教師像に挑戦 山田、志田、神木の同級生トリオが織りなすパワーに「リアルな面白さがある」【インタビュー】

07/18 18:39

  • エンタメ総合
『ビリオン×スクール』第1話より (C)フジテレビ

 現在放送中のフジテレビ系連続ドラマ『ビリオン×スクール』(毎週金曜 後9:00)第3話を前に、同作プロデューサーの江花松樹氏が取材会に参加した。8人組グループ・Hey! Say! JUMPの山田涼介は、学園ドラマに10作目の登場、かつキャリア初の教師役に挑戦するなど話題を集める今作。企画経緯やキャスティング、撮影秘話などについて語ってくれた。

【写真】約10年ぶりの共演を果たした山田涼介&神木隆之介

 今作は、山田演じる日本一の財閥系企業のトップであり“億万長者=ビリオネア”の主人公である加賀美零が、身分を隠して学校の教師となり、さまざまな問題に直面しながらも生徒とともに成長していく姿を描く学園コメディー。

 第1話では主演の山田、英語教師役で志田未来に加え、私立絵都学園の校務員として神木隆之介の出演がサプライズで明かされた。同世代かつ2007年に放送された『探偵学園Q』(日本テレビ系)にも出演した3人の共演にSNS上は大いに盛り上がった。この狙いについて江花氏は「リアルの同級生の面白さは絶対にある」と断言する。「『探偵学園Q』で生徒役だった3人が学園もので先生の立場でもう一度というのはパワーがあります。また3人ちゃんと色があって、当たり前ですけど子役から出て全員第一線で活躍しているって相当な奇跡。20年近く付き合ってきた中から出る熱量なんだなっていうのをすごく感じてます」と語る。

 今作では教師が身分を偽りながら、学園内で巻き起こる問題に対峙していくストーリー。江花氏によるとこうした設定は、企業の社長が身分を隠して潜入調査するイギリスの人気バラエティーやアメコミから着想を得たという。そこに主演の山田だからこそ出せるキャラクター要素がふんだんに盛り込まれた。山田について江花氏は「スイッチのオンオフに驚かされる」と絶賛する。続けて「全部山田さんじゃないとできない。アクションやダンス、ぶっ飛んだコメディカと心情の芝居。もちろん企画はありましたが、キャラクターは山田さんにどんどん寄せていきました」と明かした。

 ドラマとしての軸について江花氏は「100年前も100年後も変わらないことを描くこと」と語る。「SNSの闇みたいなものは、この時代を切り取る時代性としてあるんですけど、人の抱えてる悩みって根源的なものであるし、そこにアプローチする先生じゃなきゃいけないと思っている」と話した上で、教師像については「熱血、冷徹な教師像は過去にもあったと思います。そんなときにニュータイプを作ることを意識して、それが今の加賀美(山田)。市井の人たちの考えに触れて、彼も成長していく。成長していく教師像ってなかったと思うので、王道だけどかなり斜め上をいく教師像を大事にしてます」とドラマの核心についても語った。

 あす19日に放送される3話の見どころについては「(紺野直斗を演じる)松田元太さん、(鈴木司を演じる)柏木悠さん」と力強く語り「本当に気合が入っているので、2人の芝居、 心情の機微をまず見てほしいです。彼らが投げるボールの熱量をまっすぐキャッチしてもらえたら」と笑顔で話した。

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