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佐野史郎、特撮オタクとして新作特撮映画に歓喜 スーツアクトの『ゴジラ』新作も期待「夢は広がります」

07/18 19:47

  • 映画
新作特撮映画に歓喜していた佐野史郎 (C)ORICON NewS inc.

 俳優の佐野史郎が18日、都内で行われた映画『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』(26日公開)の完成披露上映会に参加した。

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 「ゴジラ」シリーズや「大怪獣ガメラ」、「仮面ライダー」などの造形を手がけ、怪獣造形の礎を作ったと言われているレジェンド、村瀬継蔵が88歳になって初めて総監督を務めた映画。村瀬総監督が1970年代に香港のショウ・ブラザーズに依頼され書き留めたプロットをもとにしたオリジナルファンタジー作品で、『仮面ライダー』以降の“変身ブーム”を支えた高橋章や『ゴジラ』平成VSシリーズの西川伸司ら、村瀬と同時代を生きた屈指のクリエイターたちが集結。着ぐるみ・ミニチュアによるアナログ特撮撮影と、最新鋭のカメラとレンズ効果や合成技術を用いることによって、CGとは異なる味わい深い世界観をつくり上げた。

 特撮好きとして知られる佐野は特殊美術造形家・時宮健三役で出演。「村瀬監督との付き合いというのは、これまでそんなにあるわけではなかったんですけれども、僕も皆さんご承知の通りのオタクです(笑)。本当に好きな世界なので、まずはファンとして新しい怪獣映画ができるということ自体がうれしかったですし、そこにお声がけいただいて、しかも監督の分身とも言うべき役柄ですから、これは責任重大だなと思っておりました」とオファーを振り返った。

 そして「これまで少なからず特撮作品に若い頃から出ていた。俳優部で本編の撮影は、もちろん一生懸命取り組むけど、撮影終わった後に、例えば『ゴジラミレニアム』とか、『GMK』(『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』)とかの頃は、まだプールがあって。どうしても(本編の撮影が)終わると見学に行っちゃうんですよね」と照れながらオタクの本能が出てしまったことを回顧。「俳優部で撮影してる時間より見学してた時間が長かったんじゃないかっていうぐらい、ずっと見ていて。造形を作っている工房はわからないけれども、実際にどう撮影してるのかっていうのはよく見てましたし、いかに大変かっていうことも肌で感じていました。責任の重大さと共に感じていたリアリティは、なんとか気配が出ればなと思いながら務めていました」と撮影を懐かしんだ。

 最後は、アナログならではの特撮の魅力も力説。村瀬監督が健在であることも本作で確認した佐野は「この先、『マタンゴ』のリメイクとか、スーツアクトの『ゴジラ』の新作とか、夢は広がりますな」と話し、会場に集まった特撮ファンから大いに喝采を浴びていた。

 イベントには、鈴木梨央、楢原嵩琉、釈由美子、佐藤大介プロデューサー兼特撮監督も参加した。

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