歌手の美川憲一（78）が18日、東京・LINE CUBE SHIBUYAで歌手生活60周年記念コンサートを開催。開演前に取材会を開いた。
【写真】さすが大御所の貫禄…！歌手活動60周年を迎えた美川憲一
美川は、1964年に大映ニューフェイスに合格し、翌年の1965年6月1日に「だけど だけど だけど」でデビュー。今年の6月1日からデビュー60周年イヤーとなる。
ご意見番として歯に衣着せぬ物言いでも人気。「今はご意見番は、ほかにいっぱいいますから。あのころは新鮮でしたけど」と一笑に付す。「言いたいこと言えてスッキリしてました」と懐かしんだ。
それだけに、この日もさまざまな話題が美川に向けられた。7日に行われた東京都知事選は現職の小池百合子氏が当選し、2位に石丸伸二氏、3位に蓮舫氏という結果だった。美川は「やっぱり小池さんだった。蓮舫ちゃんも頑張っていたけど3位になっちゃった」と振り返ると「石丸さんも自分の生き方をどうすうのか。ワイドショーとかバラエティーに出てたけど出ない方がいいわよ、あの人。重みがなくなってガッカリした。自分を売っていこうのは分かるけど。バラエティーに出ると軽くなる。これから議員さんとしてやっていくためにはどうしたらいいか。ここの踏ん張り時が大事なの。石丸さんいいなと思っていたけど、結局は小池さんになった。ここで踏ん張って、下地を頑張って作って次のステップに行くならいいんだけど」と口にした。
アメリカでは、トランプ前米大統領の暗殺未遂事件も発生。美川は「アメリカらしいなと思いましたね。トランプさんは、しぶとさがあった。あの人は転んでもただで起きない。普通だったら、死んでますよ」と驚く。日本時間17日に開催されたMLBオールスターゲームにドジャースの大谷翔平が出場。美川は「お似合いのご夫婦よね。奥様のドレスもよかった。大谷さんのスーツの裏地にはデコピンの絵が描いてあった。お金掛けてるわね、やっぱり」と絶賛した。
また、20年ぶりに紙幣のデザインが一新された。新紙幣は「手に入りました。20枚ぐらい。絵が浮き彫りになったりしている。それは新鮮だなと思いました」とする。報道陣から美川もお札の肖像画になるのではと水を向けられると、美川は「おだまり！」と一喝。お決まりのフレーズに会場には笑いが起きていた。
9月25日リリースの最新シングル「これで良しとする」は、デビュー60周年の記念作品。B'zの松本孝弘・作曲、GLAYのTAKURO・作詞という豪華なメンバーが集結し、自然体の生きざまを歌う、ミディアムテンポの作品となった。また、カップリングの「華散れど月は輝く」も松本が作曲、TAKUROが作詞している。美川は「素晴らしい私らしい楽曲です」と笑顔で語っていた。
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