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「第81回ベネチア国際映画祭」ラインナップに北野武監督『BROKEN RAGE』、黒沢清監督『Cloud』

07/24 01:36

  • 映画
北野武監督(C)ORICON NewS inc.

 カンヌ、ベルリンと並び世界三大映画祭のひとつであり、もっとも歴史あるベネチア国際映画祭は現地時間23日、8月28日から9月7日まで開催される「第81回ベネチア国際映画祭」のラインナップを発表。日本からは、北野武監督の新作『BROKEN RAGE』と黒沢清監督のサスペンス・スリラー映画『Cloud クラウド』がアウト・オブ・コンペティション部門で上映される。

【画像】映画『Cloud クラウド』解禁となった場面写真

 北野監督は、ベネチア国際映画祭とは深い縁があり、1997年(第54回)に『HANA-BI』で日本作品としては40年ぶりとなる金獅子賞(最高賞)、『座頭市』(2003年・第60回)で監督賞にあたる銀獅子賞を受賞。昨年は「第76回カンヌ国際映画祭」で『首』のワールドプレミアを飾り、大きな話題を集めた。

 新作『BROKEN RAGE』は、上映時間62分の中編作品で、ビートたけし、浅野忠信、大森南朋が出演している。

 『Cloud クラウド』は、菅田将暉が主演を務めるサスペンス・スリラーで、ベネチアで初公開(ワールドプレミア)される。黒沢監督もベネチアの常連で、『大いなる幻影 Barren Illusion』(1999年)、『叫』(2006年)、『贖罪』(12年)、『スパイの妻』(20年)に続く5度目の選出となり、『スパイの妻』では銀獅子賞(監督賞)を受賞。菅田にとっては、自身の主演作が初めて世界三大映画祭で上映されることになった。

 今回のオープニングを飾るのは、ティム・バートン監督の1988年のヒットコメディホラーの続編『ビートルジュース ビートルジュース』(アウト・オブ・コンペティション部門)。クロージングは、イタリアのプピ・アヴァティプ監督作『L'Orto Americano』(アウト・オブ・コンペティション部門)。

 2019年「第76回」で金獅子賞に輝いた『ジョーカー』の続編『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』が再びコンペティション部門で金獅子賞を狙う。

 北野監督&黒沢監督の作品と同じアウト・オブ・コンペティション部門では、ブラッド・ピットとジョージ・クルーニーがダブル主演するアクションドラマ『ウルフズ』、アンジェリーナ・ジョリーが有名なオペラ歌手マリア・カラスを演じるパブロ・ラライン監督の新作伝記映画『マリア』などが上映される。

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