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『君とゆきて咲く』イベントに前田拳太郎・奥智哉ら豪華キャスト集結 ファンサービスに会場熱狂【レポート】

09/01 18:00

  • エンタメ総合
『君とゆきて咲く~新選組青春録~』ファンミーティング『君とゆきて咲く〜夏の宴〜』より(C)テレビ朝日

 俳優の前田拳太郎&奥智哉が主演するテレビ朝日系ドラマ『君とゆきて咲く~新選組青春録~』(毎週水曜 深0:15)のファンミーティング『君とゆきて咲く〜夏の宴〜』が8月31日・9月1日の2日間、東京・EXシアター六本木にて開催された。この記事では、31日午後3時回の模様を主に紹介する。

【写真12点】『君ゆき』キャストのファンサービスに熱狂

 イベントには、W主演の前田&奥をはじめ、杢代和人(原因は自分にある。)、羽谷勝太、柊太朗、庄司浩平、上野凱、藤岡真威人、永田崇人、高野洸ら物語を彩ってきたキャスト10人が集合した。

■隊士たちの華麗な“剣舞”でスタート!

 4月の放送開始から作品を追いかけてきた熱心な『君ゆき』ファンが集った会場は、イベントが始まる前からすでに熱気が。開演を今か今かと待つ雰囲気のなか、暗転したステージに足音が聞こえ始める。そして、暗闇に響き渡る大歓声のもとオープニングを飾ったのは、劇中でも重要なファクターとなっていた“剣舞”だ。

 新選組メンバーを演じる前田(鎌切大作役)、奥(深草丘十郎役)、杢代(松永新之丞役)、羽谷(南無之介役)、柊(原田左之助役)、庄司(斎藤一役)、藤岡(沖田総司役)、永田(山南敬助役)の8人が舞った。

 新選組局長・近藤勇を演じる高野洸の猛々しい号令でスタートした剣舞は、まさに一糸乱れぬ圧巻のパフォーマンス。会場は一瞬にして『君ゆき』の世界観に染まった。

 そんな中、続いて登場したのは、新選組とは敵対する長州藩の庄内玄悟を演じる上野。さらに、第9話で魂の叫びを見せながら華麗に散っていった新選組頭取・芹沢鴨を演じた三浦涼介もゲストとして登場。劇中ではドスの効いた声で迫力満点の芹沢だったが、三浦はそんな役柄とは180度違う“謙虚すぎる”あいさつで会場を沸かせた。

 今回の出演メンバー全員がそろい、オープニングの興奮冷めやらぬままファンミーティングはスタートした。

◆前田拳太郎「僕とおっくんの“成長”もわかるシーン」

 まず、沖田総司を演じる藤岡が“ステージ用の草履を履き忘れて登場してしまう”という珍ハプニングで盛り上がりをみせると、そこから始まったのは「キャストが選ぶ もう一度見たい『君ゆき』名場面!」。

 鎌切大作役をつとめる前田が選んだのは、「第1話の大作と丘十郎のプロローグシーン」主人公の2人が躍動し、最初のシーンにして最終話までつながっていくという重要な場面。3カ月という撮影期間を総括するような場面であるともいい、前田は「僕とおっくん(奥智哉)の“成長”もわかるシーンだと思います」と自信を見せた。

 そして、斎藤一役の庄司が選んだ名場面は、「第9話・芹沢鴨の最期」。物語にとって、また劇中の新選組にとっても「大きなターニングポイント」だというこのシーン。庄司は「個人的にも思い出深い。僕(=斎藤)は“特等席”で見てた」そうで、芹沢を演じた三浦涼介の「美しくて、はかない表情」に心を打たれたという。しかし、当の三浦はこのシーンについて、「みんな、すごい見てるな思ってた(笑)」と振り返り飄々とした表情。

 一方で「(史実における)“芹沢鴨”のイメージはいろいろとあると思うんですけど、自分なりに考えて、新たな芹沢が生まれたらいいなと思って一生懸命演じました」と、放送後に“芹沢ロス”という言葉も聞かれたほど反響のあった役に対して真摯に向き合っていたことを振り返った。

 そんな三浦の芝居を、わざわざインスタグラムのDM(ダイレクトメッセージ)を送って絶賛したというのが、山南敬助役の永田。役の設定もあり、このシーンを現場で見ることはできなかったという永田だが、映像を見て三浦の芝居に「驚がくした」そうで、「(感動を)伝えたかったんだけど、現場にもう(三浦が)いらっしゃらなかったから、DMしちゃって。けっこう長文で送りました。言わずにいられなかった」と興奮気味に語る。しかし三浦は、そのDMにうれしかった言葉などがあったか聞かれると、「ちょっと…ない(笑)」と一言。このやり取りに、会場は爆笑に包まれていた。

 なお、「キャストが選ぶ もう一度見たい『君ゆき』名場面!」は、各公演で名場面を選ぶキャストが変更。8月31日の午後7時回は永田・上野・藤岡が、9月1日午後1時回は羽谷・杢代・柊太朗が、そして9月1日午後5時回では奥・高野が選び、それぞれ撮影エピソードや思い入れを語っている。キャストたちの熱い作品愛、そして名場面の映像に、会場も毎回大きな感動に包まれた。

■キャスト同士のモノマネも!

続いて行われたコーナーは、「君ゆき撮影裏話」。京都での長期間の撮影を登壇キャストたちがトークで振り返った。まず前田が明かしたのは、南無之介役・羽谷勝太が「虫にビビッて」したというよく分からない行動。顔のほうに飛んできた蜂にビビった羽谷は、なぜか“下段蹴り”をしたそうで、まったく意味なく蜂は顔に触れてしまったという。

 このエピソードで笑いが起こるなか、川での撮影ではキャストたちはブヨに刺され悩まされたそう。みんなで水をかけ合うなど“キャッキャした”シーンだったが、実際には虫刺されにより足が痛いなか撮っていたとのことで、過酷な環境でも切磋琢磨しながら一生懸命撮影に臨んでいたことがうかがえた。

 そして、芹沢鴨を演じた三浦の“普段の声”と“劇中の声”が「全然違う」という話題も。前述の通り、三浦の芝居をDMで絶賛したという永田は、「並大抵の技術じゃないです。スゴすぎてビックリした」と同じ役者目線での驚きを語る。

 そんななか、長い州藩・庄内玄悟を演じた上野が「三浦さんの声ものまねが上手い」という証言が。これを受け、上野にものまねが振られると、上野は「おいお前ら」とドスの効いた声で三浦の声まねを披露。その上手さに会場が大いに沸いたが、そんな上野が撮影エピソードを披露する番になると、上野が今回のイベントの台本を“まったく読んでいない”疑惑が浮上することに。

 隣の席に座る永田はしっかりと台本が頭に入っており、そんな永田のサポートによって上野もエピソードを話すことができ、“新選組と長州藩”の助け合いに会場は温かい雰囲気に包まれていた。このコーナーではまた、庄司によって原田左之助役・柊太朗の驚きの“破壊”エピソードが明かされる一幕も。劇中の原田左之助のトレードマークである槍がもたらした“悲劇”に、観客も大いに驚かされる。

■奥智哉に会場全体が「かわいい」の大歓声!

 時間が経つにつれ会場が一体となっていくイベントは、さらに盛り上がりを増していく。「君ゆきメンバーキャラ分け座談会」のコーナーでは、キャストたちが自らの名前が書かれたカードを「カッコイイ」「カワイイ」「ボケ」「ツッコミ」のボードに自己分析をふまえて貼っていくことになったが、ここでは観客から「かっこいい!」「かわいい!」のリクエストの声が飛び交った。

 特に深草丘十郎役・奥智哉の番では会場全体が「かわいい!」の歓声で包まれ、奥が自信をもって自らを「カワイイ」のボードに貼ると拍手喝采。一方、もっとも「かっこいい!」の歓声が上がったのは、松永新之丞役の杢代和人。「レべチイケメン!」という声も飛ぶなか、杢代自身もこれには納得のようで、自分の名前を「カッコイイ」の一番上に置くという堂々たる姿を見せていた。

 続いて行われたのは、ゲームコーナー「褒め合い一刀流 剣術稽古会」。稽古のように1対1で剣を交わしながら、互いへの誉め言葉を交互に言うこのゲーム。笑ったり口許がゆるんだりしたら負けとなっているが、判定は永田(=山南)に一任されることに。

 すると、ここでは永田の“趣味”や“好み”が爆発。最初に「わたしの好きなとこをまず言ってください」とリクエストしたかと思えば、奥がリップクリームを落としてしまうハプニングが起きると、そのリップを即座に拾って奥の唇に塗る永田。これに会場では大歓声が起こる。

 さらに、ゲーム中に杢代と羽谷によって“新之丞様と南無之介”の劇中でのやり取りが再現されると、永田は「個人的にこのシーン大好きなの」と大興奮。また、対決に登場した高野の「流派が違う」という謎のこだわりには大爆笑で、永田はツボにハマったように笑い続けていた。そして、永田の独断によりこのゲームの“優勝者”が決定した。

 なお、31日午後7時回で行われた「君ゆき 小豆運びの変」、1日午後1時回の「その思いが俺の誠だ!『“ハグ”末の志士』」、1日午後5時回の「以心伝心!新選組同士テスト」と、各公演回のゲームコーナーも大盛り上がり。キャストたちも大いに楽しんでいた。そして、イベントの最後には楽曲パフォーマンスを披露!

 ドラマから誕生したユニット「キミユキ」が、4月期オープニング主題歌「炎」と、アンコールでは4月期エンディング主題歌「夢HANABI」を歌った。すると、メンバーたちはステージを降り、さらに客席を練り歩いての大サービス。最後の最後にこの日一番の熱狂的な盛り上がりをみせ、イベントは幕を閉じた。

 『君ゆき』ファンにとってたまらない内容盛りだくさんとなった2日間のファンミーティング『君とゆきて咲く〜夏の宴〜』。1週間にわたってアーカイブ配信も行われている。

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