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平本蓮、1時間以上の会見でドーピング疑惑を明確に否定 赤沢への心境、朝倉未来への思いなども語る【要点まとめ】

09/02 22:56

  • エンタメ総合
平本蓮(C)ORICON NewS inc.

 格闘家で「RIZIN LMS王者」の平本蓮が2日、都内で記者会見を開催し、7月28日の『超RIZIN.3』での朝倉未来戦における“ドーピング疑惑”について、「ドーピングに違反することはやっていません。お願いした事実もありません」と明確に否定した。1時間以上に及んだ会見で平本が何を語ったのか、要点をまとめていく。

【動画】榊原信行CEO、疑惑の“ドーピング問題”に言及「朝倉未来も平本蓮も両選手検体を採取してます」【RIZIN】

・ドーピング使用は明確に否定
平本とかねてからの練習仲間である赤沢幸典が、自身のX(旧ツイッター)で「平本にドーピングを提供した」と告白していた。これについて「トレーニング効率を上げるサプリを勧められて、赤沢氏を信頼していたので購入させてもらった」と購入は認めたが、すぐに使わずに梱包されたままで放置しておいたところ、それを見つけた平本のジム関係者が「風邪薬でもドーピング違反になるから使わないほうがいい」と指摘し、平本は結局は購入したものを使わなかった。

そして試合後、赤沢から使用の感想を聞かれたが、これまでの信頼関係から使っていないと伝えるのも申し訳ないと思い「話を合わせた」と、電話の内容について説明した。しかし、電話の中で「ステロイド」「ステ本蓮」などこれまで使われてない言葉が出てきたことに平本は疑問を感じ、Xのアカウント「復活の日本」で音声データが公開されたことで、その疑問の理由を納得した。

電話では使用量など細かいやりとりも話されていたが、それらについても「赤沢さんをむげにできなかったので、話を合わせた」と回答。赤沢が公開した支払証明についても「自分が振り込んだ」と認めたが、実際の使用は何度も否定した。

・赤沢への思いやり
ドーピング違反に該当する薬品を提供され、ハメられた形となった平本だが、赤沢に対して「ちょっと信じられないし、信じたいと思います。でも正直、心配している気持ちもあります」「対立関係になるようことは全く思い当たらないので、赤沢さんに特別な事情があったんじゃないかなとも思う」と心境を吐露。

平本の名誉を毀損するような虚偽の内容の投稿がされているが、同席した弁護士は「特別な事情があれば法的な手段に訴える可能性もあると思います」と説明。そして「弁護士としてこうすべきということと、平本選手が長年慕ってきた相手に対してどういうアクションを起こす気持ちになるかは、別問題。今後の調査の結果と、平本選手の気持ちと話し合っていきたい」と現状を伝えた。

・フィジカルトレーナーから勧められた注射を数回打った
4月にアイルランド修行の際に右膝じん帯を損傷し、2ヶ月の予定を1ヶ月に切り上げて帰国して国内で練習していたところ、高校時代から見てもらっている信頼するフィジカルトレーナーから「怪我が早く治るし、ドーピング検査に引っかからない」という説明を受けて、治療薬を注射で数回取り入れたことも明かした。

・会見のタイミングについて
今週後半に予定されているRIZINの検査結果発表会見よりも前に、自身で会見を行った理由として「検査結果が出る前に、自分たちで会見を必ず開いて、自分の声明を出した方がいいと思った」と説明。XなどSNSで声明を出さなかったことについては「あまりにも騒動が大きくなったので、どういう状態かしっかり把握して、記者会見をやりたいと思った」と語った。

同席した弁護士が「人権問題がクローズアップされている中で、今のSNSの状況は看過できない。検査結果がでていない段階で語ることは限界があるかもしれないけれど、平本選手が自らの口で、SNSではなく報道機関の皆さんにお集まりいただいて直接伝えたいと思っていた」と補足した。

・RIZINの尿検査について
今週中に公表される予定のRIZINの尿検査について「自分は白だと思っているが、RIZINの結果を待ちたい」と語った平本。一部で血液検査や毛髪検査を求める声もあがっているが「RIZINからの指示に従っていこうと思います」と必要であれば受ける意思を示した。

・対戦した朝倉未来に対して
今回の騒動で間接的に巻き込むことになってしまった朝倉未来に対して「正々堂々と自信を持って戦ったという気持ちでありますが、このような騒動になってしまい、引退をかけて戦ってくれた朝倉選手陣営にもご心配をおかけした」とコメントした。

また、朝倉が復帰した場合に再戦の可能性を問われると「いつでもやります」と即答した。

・SNSとの向き合い方に対して
今後のSNSの使い方について聞かれると「今回の騒動で自分が選手としてあまりにも嫌われていると、改めて思った。本当は言いたいことを言ってしまいそうですけど、反省しています」と、今後は口撃の威力を弱めると宣言した。

一方、自身に対して疑惑の段階で誹謗中傷してくる人間に対して「薬物中毒者とかいろいろ言われてるので、先生と相談して決めていこうと思います」と今後の展望を明かした。

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