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吉沢亮、主演映画の海外映画祭正式出品に感慨「国や文化を問わず見ていただいた方に伝わる」

09/05 20:05

  • 映画
主演映画の海外映画祭への正式出品の心境を明かした吉沢亮(C)ORICON NewS inc.

 俳優の吉沢亮、忍足亜希子、呉美保監督が5日、都内で行われた映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』(13日より宮城県先行公開、20日より全国順次公開)の完成上映会に参加した。

【全身カット】品ある…!シックなグレーのセットアップで登場した吉沢亮

 本作は、コーダ(Children of Deaf Adults/きこえない、またはきこえにくい親を持つ聴者の子供という意味)という生い立ちを踏まえて、社会的マイノリティに焦点を当てた執筆活動をする作家・エッセイストの五十嵐大氏による自伝的エッセイ『ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと』(幻冬舎)が原作。脚本は、『ゴールド・ボーイ』(2024年)、『正欲』 (23年)等を手がける港岳彦氏。吉沢が、耳のきこえない両親の元で育った息子・五十嵐大の心の軌跡を体現する。

 10月に開催される英国「ロンドン映画祭(BFI London Film Festival 2024)」コンペティション部門、カナダ「バンクーバー国際映画祭(Vancouver International Film Festival 2024)」パノラマ部門へ、それぞれ正式出品されることが決定。吉沢は「光栄な限り。国や文化を問わず見ていただいた方に伝わる普遍的なテーマだなと思いました。もっともっと多くの方に、この作品が広がってくれるとうれしいなと思います」としみじみ。

 母親役を務めた忍足は「とてもうれしかったです。日本だけでなく海外の方にたくさん見ていただけるのが非常にうれしいなと思います。コーダの世界と両方を行き来することがあるということをたくさんの方に見ていただき、どう感じてくださるのかなと考えておりました」と思いを伝える。呉監督は「6月の、この3人で上海国際映画祭のレッドカーペットを歩かせていただき、コンペティションに参加してきた。その時も本当に観客の方と映画を見たんです。国、文化を超えて、たくさんの方に通じる物語だと目の当たりできた。そこからヨーロッパ、北米へと。公開を待たずして、朗報をいただけたのは、ただただうれしいです」と感謝の思いを語っていた。

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