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吉沢亮、母親役の忍足亜希子と不思議な関係 手話が「ものすごくすんなり入る」

09/05 20:03

  • 映画
『ぼくが生きてる、ふたつの世界』完成上映会に出席した(左から)忍足亜希子、吉沢亮、呉美保監督(C)ORICON NewS inc.

 俳優の吉沢亮、忍足亜希子、呉美保監督が5日、都内で行われた映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』(13日より宮城県先行公開、20日より全国順次公開)の完成上映会に参加した。

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 吉沢は、日本で初のろう者俳優である忍足と親子役だった。共演を振り返ると「本当に温かい方。忍足さんと(父親役の)今井(彰人)さんの手話だけは、現場でものすごくすんなり入る。僕が素人だから、わかりやすくやってくださるのは、もちろんだと思うんですけど。何を言っているのかがわかるので、そこに勝手に愛情を感じた。本当に温かいご両親だなと思いました。一緒にお芝居をして、すごくチャーミングでステキなお母さんだなと思いました」と語った。すると忍足は、笑顔を見せて、お辞儀で返礼した。

 忍足も“息子”について「息子を持つのはドキドキ、ワクワクで。複雑な気持ちでしたけど、吉沢さんは本当に素晴らしい息子で。手話も自然に少しずつ習得されて、息子としての手話表現を見て感動していました」とほほえむ。今度は吉沢が笑顔になり、こちらもお辞儀で返礼する心温まるやり取りを披露していた。

 本作は、コーダ(Children of Deaf Adults/きこえない、またはきこえにくい親を持つ聴者の子供という意味)という生い立ちを踏まえて、社会的マイノリティに焦点を当てた執筆活動をする作家・エッセイストの五十嵐大氏による自伝的エッセイ『ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと』(幻冬舎)が原作。脚本は、『ゴールド・ボーイ』(2024年)、『正欲』 (23年)等を手がける港岳彦氏。吉沢が、耳のきこえない両親の元で育った息子・五十嵐大の心の軌跡を体現する。

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