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【世界初】地域幸福度指標の活用を促す「コレクティブ・インパクトゲーム」を製品化。

07/23 13:30

  • 学校法人金沢工業大学
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製品版「コレクティブ・インパクトゲーム」
ワークショップの模様
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金沢工業大学がスマートシティ・インスティテュート、東京海上日動火災保険、LODUと共同で。

2024年7月23日
学校法人金沢工業大学

【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M102928/202407223958/_prw_OT1fl_44dzUX7M.png

 

金沢工業大学SDGs推進センター(センター所長 平本 督太郎教授、以下「金沢工業大学」)は、「コレクティブ・インパクトゲーム」の製品化を、一般社団法人スマートシティ・インスティテュート(以下「スマートシティ・インスティテュート」)、東京海上日動火災保険株式会社(以下「東京海上日動」)、株式会社LODU(以下「LODU」)と共同で実施しました。

 

 「コレクティブ・インパクトゲーム」は、LWC指標(Liveable Well-being City指標)と呼ばれる地域幸福度(Well-Being)指標を用いて、街の強みや弱みを特定し、企業・自治体・市民・教育機関が連携しながら、ウェルビーイングな街の実現を目指すゲームです。多様なステークホルダーがお互いの立場を理解しながらwin-win-winの状況を実現するための重要なポイントを学ぶことができます。

 

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202407223958-O1-m61A244d





 

※コレクティブ・インパクトとは

個々の組織では解決が難しい社会的課題に対して、企業・自治体・市民・教育機関などの参加者が互いの違いを活かしながら、共通の目標に向かって”集合的”なインパクトを生み出していくアプローチ。



※LWC指標(Liveable Well-being City Indicator)について

LWC指標の詳細は、以下の一般社団法人スマートシティ・インスティテュートWEBページをご覧ください。

https://www.sci-japan.or.jp/LWCI/index.html

 

 

 

【製品化の背景】

コレクティブ・インパクトゲームは、日本政府が推進するデジタル田園都市国家構想における地域幸福度(Well-Being)指標として活用されているLWC指標(Liveable Well-being City Indicator)※の活用を促すために開発したカードゲームです。現在、SDGsの次の国際目標として議論が始まりつつあるポストSDGsにおいて、ウェルビーイングは中核の概念となり得ると注目されています。また、北陸地域においても、石川県は成長戦略の基本目標として「幸福度日本一に向けた石川の未来の創造~住みやすく、働きやすい、活力あふれる石川県の実現~」を掲げ、富山県は成長戦略のビジョンを「幸せ人口1000万 ウェルビーイング先進地域、富山を目指して」とするなど、地域の成長戦略においても経済成長のみならず、ウェルビーイングという視点を重視したビジョンが打ち出されるようになっています。

 

また、政策面では、本年6月に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2024」(いわゆる「骨太の方針」)において、「新たなステージを目指すための5つのビジョン」の一つとして、「誰もが活躍できる Well-beingが高い社会の実現」が提示されているほか、デジタル庁の「デジタル社会の実現に向けた重点計画」においても、その重点計画の一つとして、「地域幸福度(Well-Being)指標の更なる推進」が明記されました。

 

さらに、本年5月に閣議決定された「第六次環境基本計画」においても、「現在及び将来の国民一人一人のウェルビーイング/高い生活の質」の実現が環境政策の最上位の目標として掲げられるなど、サステナビリティやイノベーションといった概念との融合も進められてきています。

 

【製品化の意義】

こうした状況下において、日本全国において、日本政府によりデジタル田園都市国家構想が進められており、産業界・自治体・市民団体・学術機関・教育機関と様々なステークホルダーによる積極的な参画が進んでいます。

LWC指標はスマートシティ・インスティテュートによって開発され、現在、デジタル田園都市国家構想における地域幸福度(Well-Being)指標として全国の多くの自治体で活用されています。LWC指標を用いることで、誰でも簡単にオープンデータ・アンケートデータの分析結果を表示することができ、地域幸福度という視点から各地域の街の特徴(強みや弱み)を特定することができます。

 

このLWC指標の活用をテーマとしてデザインされたのがこのたび製品化されたコレクティブ・インパクトゲームです。楽しく盛り上がるため、LWC指標の活用に向けたハードルを下げることができるほか、ゲームの体験を通じて、多様なステークホルダーがお互いの立場を理解しながらwin-win-winの状況を実現するために重要なポイントを学ぶことができます。

 

今後、スマートシティ・インスティテュート、東京海上日動、LODU、金沢工業大学の4者は、コレクティブ・インパクトゲームを協力して普及していくことで、多くの地域・組織・人々がLWC指標を用いながら地域幸福度・ウェルビーイングを高める活動に参画できるよう促していきます。

普及のためのワークショップ・研修等を通じて活用していくとともに、今後、製品版を活用して共に普及の取り組みを行う認定ファシリテーターも育成する予定です。

 

また、スマートシティ・インスティテュートの会員や、金沢工業大学SDGs推進センターが運営するSDGs イノベーション教育実践者コミュニティの参画教員向けに、無料ダウンロード版をウェブサイト経由で提供していく予定です。(※無料ダウンロード版は個人利用のみの活用、小中高の授業内に限った活用と利用範囲が制限されています)

 

 

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202407223958-O2-CyOO081c

 

 

【公開ウェビナー、体験会を実施予定】

製品版「コレクティブ・インパクトゲーム」について多くの方に知っていただくため、公開ウェビナー、体験会の実施を予定しています。公開ウェビナーの概要は以下の通りです。

 

【表】

 

体験会は現在実施時期を調整中ですので、ご興味・ご関心がある方は、上記のメーリングリストにご登録ください。実施時期・場所が決まり次第、連絡をさせていただきます。

 

デジタル田園都市国家構想に関わる取り組みをされている方、スマートシティの実現に向けた事業・活動に取り組まれている方、市民参画型の地域づくりに関心を持っている方、産官学民連携、異業種連携に関心のある方など、多くの方に楽しみながら学びを進めていただけるゲームになっています。多くの方々のご参画をお持ちしております。

 

 

【⼀般社団法⼈スマートシティ・インスティテュート(SCI-Japan)】

わが国におけるスマートシティの拡大と高度化を推進するための産官学民連携のプラットフォーム(中間支援組織)として、2019年10月に設立された民間主導の非営利型一般社団法人。民間企業(含むスタートアップ)・中央省庁・地方自治体・大学・NPO・海外機関など700を超える会員数が活動に参加。SCI-Japanが独自に開発したLWC指標は、政府が掲げる「デジタル田園都市国家構想」におけるまちづくりの共通目標=「地域幸福度(Well-being)指標」として採用されており、現在、政府と連携してその活用・普及に取り組んでいる。

 

【東京海上日動火災保険株式会社】

1879年に日本で最初の損害保険会社として創業以来、「お客様と社会の“いつも”を支え、“いざ”をお守りする」というパーパスのもと事業を展開。現在は従来の保険事業に留まらず、スマートシティ、防災、モビリティ、脱炭素、ヘルスケア、サイバーリスクなど様々な領域での取り組みを通じて社会課題の解決を目指す。デジタル庁が推進するデジタル田園都市国家構想交付金事業のKPIとして採用されるWell-Being指標の「自然災害」指数をスマートシティ・インスティテュートと共同開発(※1)するなど、Well-Being指標の開発や展開にも取り組んでいる。

 

※1 スマートシティ・インスティテュートと東京海上日動が協業を開始

~Liveable Well-Being City 指標を用いた自治体向け都市分析モデルの活用を促進~(https://www.tokiomarine-nichido.co.jp/company/release/pdf/220406_01.pdf)

 

【株式会社LODU】

ジャパンSDGsアワード受賞教育機関である金沢工業大学でSDGsを専門的に学び、国連のUNDPをはじめ文部科学省、様々な企業、自治体、教育機関と連携してSDGs活動に取り組んできた大学院生が、自ら起業して設立したSDGsに関する学生スタートアップ。「すべての人が幸せでサステナブルな生き方を探求できる世界をつくる」ことを理念に、誰もが楽しく学べるゲーミフィケーション教材を開発・展開している。企業・自治体におけるSDGsの浸透やSDGsビジネスの創出、教育機関でのSDGs教育支援などの事業に取り組んでいる。

 

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