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*イノベーション、魅力、卓越した分野に焦点を当てる
【大阪2025年10月2日ANSA=共同通信JBN】イタリア産業総連盟の州支部であるConfindustria Piemonteが組織する日本へのミッションには、幅広い分野を代表するピエモンテ州の企業が参加しています。
分野では、エレクトロニクス、バイオテクノロジー、プラスチック、自動車、ワイン、潤滑油、金属加工、企業コンサルティングなどが含まれています。
「Piedmont Meets Osaka. Piedmontese excellence, exports and investments(ピエモンテが大阪に出会う。ピエモンテの卓越性、輸出、投資)」と題したイベントが、2025年大阪・関西万博のイタリアパビリオンで、この北イタリアの州を特集するウイーク(1週間)中に開催されました。
目標には、50以上の工場と5万2300人以上の従業員を擁し、すでにピエモンテ州内で事業を展開している19社の日本企業に加えて、輸出の強化、合弁事業の創出、新たな日本の投資家の誘致などが含まれていました。
2024年には、日本はピエモンテ州の輸出の1.2%以上を占めており、その多くは価格よりも品質で評価される高付加価値製品でした。
Confindustria PiemonteのInternationalization Commission(国際化委員会)会長のAlessandro Battaglia氏は「ピエモンテ州は9つの優れた産業分野を誇り、1300社を超える外国系多国籍企業が進出し、15万人以上を雇用しています」と強調しました。
Unione Industriali Torino(トリノ産業組合)副会長のGiorgia Garola氏は「単にメード・イン・ピエモンテを売り込むということではなく、日本の卓越性、精密さ、品質の伝統と完璧に調和する産業・文化的遺産を伝え広めることが重要です」と述べました。
同氏は「この市場に参入する企業は、優良顧客、効率的な流通システム、そして技術・科学協力の機会を見つけることができます」と言及しました。
制度面では、ピエモンテ州知事のアルベルト・チリオ(Alberto Cirio)氏、副知事のエレナ・キオリーノ(Elena Chiorino)氏、担当委員のアンドレア・トロンツァーノ(Andrea Tronzano)氏が、投資支援策として導入された「settlement contract(進出契約)」について語りました。これは、2031年まで約1100万ユーロを投じ、大企業の新規進出と拡大を奨励し、業務に適した人材の新規雇用創出を義務付けるものです。
彼らは「これは、構想を具体的なプロジェクトと地域開発に転換する戦略です」と述べました。
2025年大阪・関西万博のイタリア政府代表(Commissioner General)マリオ・バッターニ(Mario Vattani)氏も、日本での大阪・関西万博がもたらす知名度の重要性を強調しました。
バッターニ氏は「イタリアパビリオンは、私たちの文化・経済外交の最前線であり、芸術、科学、産業、サステナビリティー(持続可能性)を統合しながら、イタリアの世界的な発展への貢献を示す場です」と語りました。
さらに、Confindustriaのミッションには、象徴的な企業訪問が3回含まれています。京都では、クーネオ県カザルグラッソにも拠点を置き、工業用・電子材料の製造を手掛ける多国籍企業であるNISSHAの工場を訪問します。次に、有名な自動車メーカーの中心地である豊田市を訪問し、10月3日には、日本の産業文化の象徴的な場所である大阪のパナソニックミュージアムを訪問します。
ソース:General Commissioner’s Office of Italy for Expo 2025 Osaka