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東北大生、自然の中で学び 裏磐梯で合同授業、NIEや環境講座

09/05 11:00

自然塾のプログラムを体験する学生ら
新聞記事について理解を深めたNIE講座

 東北大は4日、北塩原村のENリゾートグランデコで新聞の活用法や環境との関わり方などを取り入れた授業「環境・コミュニケーション演習」を始めた。学生が裏磐梯の雄大な自然の中で、新聞を授業で活用するNIE(教育に新聞を)講座や、グランデコ裏磐梯自然塾のプログラムなどを学んでいる。

 法学部と大学院法学研究科による合同授業で、5回目となる今年は学生16人が参加した。ENリゾートグランデコや五色沼など裏磐梯を舞台に6日まで行われる。

 初日のNIE講座では、福島民友新聞社の尾崎規(もとむ)編集局次長が講義した。尾崎次長は新聞紙面の特徴や記事の構成要素を伝え「新聞記事は信頼性と分かりやすさにこだわっている」と解説。生成AIが発展する中でそれらの問題点も指摘し「活字にたくさん触れてAIにない人間力を高めよう」と語りかけた。

 自然塾では学生が専門インストラクター遠藤圭一さんの指導で、脚本家倉本聰さんが考案したプログラム「緑の教室」「石の地球」などを体験した。

 5日は環境体験プログラムとして外来植物オオハンゴンソウの駆除や五色沼周辺のトレッキング、最終日はコミュニケーション演習として詩画作品の制作などに取り組む予定。

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