福島県川俣町は本年度内にも、アルゼンチン・コスキン市と姉妹都市の協定を締結する。町は世界的なフォルクローレの音楽祭「コスキンフェスティバル」を模したイベント「コスキン・エン・ハポン」を50年近くにわたり開催。両市町のさらなる発展と相互交流のため、締結に向けた準備を進めている。
町内で昨年開かれたコスキン・エン・ハポンに訪れた駐日アルゼンチン大使館の関係者らと藤原一二町長の間で協定締結に向けた話が持ち上がった。藤原町長は「来年は町制70周年を迎える。記念の年に現在より一歩進んだ関係を築きたい」としており、交流の促進を図りたい考えだ。
音楽文化などの交流に加え、小中学生の語学教育交流も目指す。
オンライン技術なども活用し、互いに日本語やスペイン語を教え合うなども模索している。
来年1月には町関係者らがアルゼンチンに渡り、現地視察を予定。町の担当者は「地球の裏側の方々と顔が見える永続的な交流の第一歩としたい」としている。