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いわき、自転車で楽しもう! 時空散走、ネットでエリアマップ公開

10/08 08:00

「地域を知るきっかけにしてほしい」と話す寺沢さん(左)と陸奥さん
いわき時空散走公式ホームページで公開されたエリアマップ

 いわき市の「いわき自転車文化発信・交流拠点ノレル?」は、自転車で地域を巡るプロジェクト「いわき時空散走」の公式ホームページ(HP)で、独自に作成した5種類のエリアマップの公開を始めた。中心メンバーとしてプロジェクトを進めてきた寺沢亜彩加さん(28)は「マップを使って地域を巡り、地域について再発見するきっかけにしてほしい」と話している。

 いわき時空散走は昨年4月、「ノレル?」の事業として始まった。寺沢さんは「自転車文化をいわきに広げようと始めたが、徐々に地域資源の発掘も目指すようになった」と振り返る。

 プロジェクトでは、観光家でコモンズ・デザイナーの陸奥(むつ)賢(さとし)さん(46)を迎えて地域を巡るためのマップの作成に着手。陸奥さんは「地域の文化や偉人を『見える化』するマップを作ろうと思った」と狙いを語る。

 HPで公開されたのはそれぞれ五つの地域を紹介するマップ。JRいわき駅前エリアのマップでは、磐城平城本丸跡地といった史跡などを紹介している。小川郷エリアのマップでは、草野心平生家が記載されている。マップは自由にダウンロードでき、自転車やウオーキングでの地域巡りに活用できる。

 12日からは、マップで紹介している五つの地域を含む八つの地域を巡る「いわき時空散走フェスティバル2024秋」を開催する。12月14日までの間にそれぞれ開催され、参加料金は大人2000円、高校生以下1000円、自転車レンタルは500円。HPから申し込む。

 寺沢さんは「時空散走をいわき全域に広げたい」と今後の活動に意欲を語った。

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