【ニューヨーク共同】トランプ前米大統領の暗殺未遂事件で、ウォールストリート・ジャーナル紙は19日、捜査関係者の話として、射殺されたトーマス・クルックス容疑者(20)がドローンを使い、現場の東部ペンシルベニア州バトラーの集会会場を下見していたと報じた。
容疑者は複数回ドローンを飛行させたとみられ、察知できなかった警備態勢への批判がさらに高まりそうだ。CNNテレビによると、ドローンは容疑者の車両から見つかった。
事件は13日に発生。大統領警護隊(シークレットサービス)は、少なくともトランプ氏が演説の壇上に立つ約10分前には容疑者を「不審人物」として認識していた。