帝国データバンクは31日、8月の食品値上げ品目数が前年同月比46・4%減の642品目になるとの調査結果を発表した。8カ月連続で前年同月を下回り、値上げの沈静化傾向が続いた。ただチョコレート製品は原材料高で、秋まで断続的に価格上昇が続くと指摘した。10月には全体的に「値上げラッシュ」を迎えるとも予測した。
今後、原料米の高騰により、パックご飯製品も価格が上がるという。
2024年の通年では1万5千品目前後を予想し、前年の約3万2千品目からほぼ半減すると見込んでいる。
8月の値上げ品目数の内訳は、乾麺やソースなどパスタ製品の値上げが目立った「加工食品」が319品目で最も多かった。