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野党「裏金隠し」と一斉批判 首相就任直後解散を問題視

10/09 21:11

 野党は9日、衆院解散を「裏金隠しだ」(立憲民主党の野田佳彦代表)などと一斉に批判した。石破茂首相が就任8日後に解散に踏み切った点を言行不一致だと問題視した。選挙戦では、自民党派閥裏金事件を受けた政治改革を唱え、支持獲得を図る考えだ。

 野田氏は、早期解散について「(裏金事件の)みそぎを済ませるためだ」と指摘した。首相が党首討論で解散前の予算委員会開催などに関する自身の主張を首相就任後に後退させたことを巡り「石破氏ではない人と議論しているようだった」と変節ぶりを皮肉った。

 日本維新の会の馬場伸幸代表は記者会見で、首相が党首討論で政策活動費を衆院選でも使用すると言及した点に触れ「なぜ国民が『政治とカネ』に怒っているかを理解していない」と疑問を呈した。

 共産党の田村智子委員長は、自民が裏金事件に関係した一部議員を公認したことについて「組織的犯罪という認識を欠いているところが最も重大な問題だ」と非難。国民民主党の玉木雄一郎代表は党会合で「政策推進を妨げる政治とカネの問題は絶対に許せない」と強調した。

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