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ガザの病院「無差別爆撃」 米研究チーム、衛星画像解析

10/10 03:00

 【ワシントン共同】米ハーバード大などのチームは9日、イスラエル軍が昨年10月にパレスチナ自治区ガザへの攻撃を始めてから1カ月半で、ガザにある36病院の83%が付近に破壊力の強い爆弾を落とされていたと発表した。米報道機関が公開した人工衛星画像を解析し、国際人道法で保護されるべき病院の存在を無視した無差別爆撃があったと指摘した。

 調べた対象は、空中投下型のMK84無誘導爆弾。爆発でできた地面の穴592カ所を画像から抽出し、病院との距離を調べた。36病院のうち83%に当たる30病院で、負傷者が出たり運営に必須の水道などインフラや建物が損壊したりする800メートル以内に爆弾が落ちた。9施設(25%)は死者が出る360メートル以内で爆発した。

 最も近い例では病院の15メートル脇に落下。20発以上が付近に落ちた病院もあった。イスラエル軍が指定した避難区域でも12病院中8カ所で800メートル以内に爆弾を落とされた。

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