鹿島の一本松に触れながら「亡くなった人にも生きている人にも特別な存在」と話す五賀さん=南相馬市鹿島区 東日本大震災の津波で行政区の全70世帯が流失、54人が亡くなった南相馬市鹿島区南右田の沿岸部に、津波に耐え、空高く幹を伸ばす一本の松がある。「鹿島の奇跡の一本松」。区長の五賀和雄さん(73)は「ここに住民が生き、南右田があった証し」と表情を和らげる。 南右田に約3キロ続いた松の防潮林...
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