7年前、来る日も来る日も取材で足を運んだ。東京電力福島第1原発事故直後、県内最大のコンベンション施設である郡山市のビッグパレットふくしまは、双葉郡からの避難者であふれかえっていた。その数は県内最多の約2500人。通路には避難者が生活スペースを確保するための段ボールがびっしりと並び、プライバシーもほとんど確保できず、それぞれの生活がさらけ出されていた。この生活がいつまで続くのか―。誰もが先の見えな...
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