「好きな音楽に打ち込むには最適な環境だったんだろうな」。父光二さんが古関裕而のいとこに当たる川俣町のムトウ文具店社長武藤昭一さん(75)は、今でも古関メロディーが耳に残る一人。古関が川俣の地で音楽の基礎を築いたことを誇りに思っている。 古関は10代最後の2年間を川俣町で過ごした。当時の同町は、絹織物産業の最盛期。街中には機織り機独特のリズムが鳴り響いていた。各地から集う商人がさまざまな文化を持...
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