「心も浮き立つような古関裕而作曲」とアナウンサーの実況。1964(昭和39)年10月10日、東京五輪開会式で行進曲「オリンピック・マーチ」が奏でられた。アジア初の五輪というひのき舞台で、古関が作曲家としての名声を不動のものにした瞬間だった。 古関は曲の構想を「日本的な味を出そうと苦心した。終わりの部分で、日本が五輪をやると象徴するために『君が代』の一節を取り入れた」と振り返り「一世一代の作とし...
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