「津波に遭わないように避難してきた。まさか郡山で水害に遭うとは思わなかった」。警備業、男性(66)は東日本大震災後、いわき市小名浜から郡山市田村町の借家に引っ越し、孫と2人で暮らしてきた。しかし、猛威を振るった台風19号は、男性が住む借家をのみ込んだ。 「ここで死ぬものか」。水位が床上1メートル程度まで上がり、覚悟を決めて外に出たが、周囲は氾濫。借家にあった約1メートルの木板を孫との命綱に、濁...
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