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郡山、ごみ搬入値上げへ 25年度以降、10キロ当たり一律150円

07/20 07:50

 郡山市廃棄物減量等推進審議会は19日、同市の富久山、河内の両クリーンセンターに一般廃棄物を運び込む際の料金を現行から引き上げ、10キロ当たり一律150円(税別)とする案に同意した。来年度以降、約30年ぶりに料金が値上げされる見通しとなった。

 現在の10キロ当たりの搬入料金は、生活系(家庭廃棄物)が50円、事業系一般廃棄物が100円。会合では、市が示した生活系を100円、事業系を50円引き上げ、ともに150円とする価格改定案を妥当とした。生活系では現行の3倍、事業系で1.5倍となる。ただ、生活系は現在と同様に、事前申請があれば無料とする措置を継続する予定。10~11月中に開く予定の次回会合では、値上げを妥当とする意見書案について協議する。

 同市は、市民1人1日当たりのごみ排出量が全国の中核市で2年連続ワーストとなるなど、ごみの削減が課題となっている。市は値上げにより、11%程度の減量効果が見込まれるとしている。

 会合ではこのほか、主に解体現場などから発生する産業廃棄物のうち、要件を満たすものを一般廃棄物と併せて受け入れ処理する「あわせ産廃」について、受け入れを停止する制度改定案にも同意した。改定案では、今後の効率的なごみ処理、両クリーンセンターの長寿命化などの観点から、産業廃棄物処理は民間施設に任せる、としている。

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