「何をやっても漁業者が悪者になる。俺らからどうしろとは言えない」 東京電力福島第1原発で日々発生し、地上タンクにため込まれる一方の放射性物質トリチウムを含んだ処理水。その処分方針を決めるための議論を巡り、いわき市漁協副組合長の馬目祐市さん(57)は、複雑な心境を語る。 処理水の処分方法や風評対策などを検討していた政府の小委員会が2月、海洋と大気への放出を「現実的な選択肢」とする報告書を公表した...
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