「風評で震災後に続けてきた積み重ねが無駄になってほしくない」。55年にわたって漁を続けてきた相馬市のベテラン漁師安達利郎さん(69)は、東京電力福島第1原発で増え続ける放射性物質トリチウムを含む処理水の処分問題が、本県漁業の先行きに影を落とすことにならないか懸念する。 処理水の問題が注目されるようになった初期のころから、自ら資料を集めて勉強してきた。廃炉の関係から解決が急がれること、有識者が示...
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