【処理水の行方】農業者願う納得の『選択肢』 技術開発進めて

06/30 16:30

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観光客を受け入れる準備を進める菊田さん。「原発が廃炉にならないと、風評被害はどこまでも付いて回る」と話す

 「二者択一の考え方には反対だ。原発事故から10年目でようやく農業復興の道筋が見通せる状況になった」。4月13日の福島市。東京電力福島第1原発で増え続ける放射性物質トリチウムを含む処理水に関する意見聴取会で、JA福島中央会の菅野孝志会長(68)は、海洋と大気(水蒸気)への放出に絞った政府小委員会の報告書に疑問を呈した。処理水の問題は漁業者だけではなく、農家にも新たな風評の火種としてくすぶり始めてい...

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