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【洗剤配り厄払い(下)】台所洗剤、普及とともに

2022/03/10 11:00

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「厄を飛ばす」という意味で県北では紙風船が古くから配られていた。現代では、熨斗(のし)付きの箱に入れた台所用洗剤を配ることが多い

 「厄年を迎えた人は洗剤を年の数だけ配る」という県北独特の風習を取り上げた今回の「洗剤配り厄払い」編。調べれば調べるほど厄払いの深い世界が広がっていた。  1970年代から?  そもそも厄払いとは「神仏に祈るなどして厄難を払い落とすこと」(広辞苑第7版)だ。洗剤を配るのは全国的にも珍しいが、県立博物館に聞くと「厄年の人が物を配るという行為には、厄をみんなで肩代わりする、分散するという意味がある」とい...

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