英仏が開発し、1976年に就航した超音速機コンコルドは、極端に燃費が悪かった。座席が少なく飛ぶほどに赤字が膨らむにもかかわらず、2000年の墜落事故などを機に引退に追い込まれるまで運用された ▼その理由は巨額の開発費などが投じられ、やめるにやめられなかったからだ。飛び続けた先にある失敗を想像し、執着を捨てていれば、人命までは失われなかったはずだ(山崎裕二「先にしくじる」日経BP社) ▼東京電力福...
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