サッカーＪ３第２０節ー。福島ユナイテッドＦＣは７日、ホームのとうほう・みんなのスタジアムでＦＣ今治と対戦し、２―３で逆転負けした。２連敗で通算成績は９勝２分け９敗。順位は９位に後退した。福島は次戦の１３日、アウェーのニッパツ三ツ沢球技場（横浜市）でＹＳ横浜と対戦する。午後６時開始予定。
【評】福島は前半の２点のリードを守れ切れずに逆転負け。前半は前線から積極的にプレスをかけ、福島ペースで試合を運んだ。同１２分にＭＦ針谷が先制点を奪い、前半終了間際にはＦＷ塩浜が追加点を決めた。後半に入ると前線に人数をかけてきた今治に押し込まれ、ＣＫの流れから続けざまに失点。流れを引き戻せず、後半３６分に決勝点を献上した。（熊田紗妃）
後半ズルズル３失点
つかめたはずの勝利を逃す結果となった。前半は完全に主導権を握っていた福島だったが、後半に立て直した相手に少ない好機をものにされた。先制ゴールを決めた福島のＭＦ針谷岳晃は「後半の入り方の重要性は共通意識を持っていたはずだった。もったいないことをした」と振り返った。
前半は積極的なプレスで前線からボールを奪いにいき、多くの時間帯を敵陣でプレーした。同１２分、針谷がペナルティエリア外から豪快に左足を振り抜き、ゴールネットを揺らすと、同４３分にはＦＷ塩浜遼が今季の自身８得点目となる追加点を挙げた。
しかし、後半は陣形を変えた今治の攻撃が活性化。福島は自陣でのミスから好機をつくられる場面もあり、後半に打たれた４本のシュートのうち３本を得点につなげられた。
前節北九州戦でも先制しながら逆転負け。後半の失点が多いことは課題で、寺田周平監督は「要因を突き止めないといけない」と改善を誓う。次戦のＹＳ横浜戦で連敗を止め、自動昇格（２位以内）争いに食らいつきたい。針谷は「やるべきことを整理して良いゲーム運びをしたい」と気持ちを切り替えた。（熊田紗妃）
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