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車いすラグビー橋本「金メダル取る」 3年間の努力を自信に

07/09 09:15

「悲願の金メダルを獲得したい」と決意を新たにした橋本(手前)=8日、東京都内

 パリ・パラリンピックに出場する車いすラグビー日本代表は8日、東京都内で記者会見した。2大会連続出場となるチーム最年少の橋本勝也(22)=日興アセットマネジメント、田村高卒=は「この3年間やってきたことが、間違いではなかったと証明し、悲願の金メダルを獲得したい」と決意を語った。

 ―意気込みを。
 「東京大会で悔しい思いをしてから、職場や練習環境など、いろんなことを変えてきた。毎週のように福島と東京を行き来して練習し、ほかの人には考えられないような生活もしてきた中で、金メダルを獲得して、ファンの皆さんと喜びを分かち合いたい」

 ―3年間の自身の成長を実感する部分はどこか。
 「一番はプレー時間が増えたことだ。地元で練習したことをチームに落とし込み、大会での結果につなげ、プレー時間を増やして自信につなげてきた」

 ―地元の練習で特に力を入れてきた部分は。
 「自分の障害を生かし、素早いターンやちょっとした隙間を突破するプレーを磨いてきた。1試合を通して、持ち味が出せるようになった」

 ―福島への思いは。
 「先日、地元で『パラ出場おめでとう』と声をかけてもらい、多くの人が応援してくださっていると実感した。応援のメッセージもいただいており、期待に応えたい」

 はしもと・かつや 三春町出身。東北ストーマーズ所属。先天性の四肢欠損で左右の手指は2本。2021年東京パラにはチーム最年少で代表入りし、銅メダル獲得に貢献。22年3月に当時勤めていた三春町役場を退職した。現在は平日に地元で個人練習し、金、土、日曜日に都内の合同練習に参加している。

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