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【7月10日付編集日記】記念日効果

07/10 08:00

 食べ物にまつわる記念日を検索してみたら、一年中ほぼ毎日、何かしらの記念日になっていた。その日にはめ込む理由付けは語呂合わせだったり、旬の時期に合わせてみたり。消費拡大へ業界団体や企業、自治体の必死さが伝わってくる

 ▼毎月同じ日を「○○の日」としているケースも多い。きょう10日もしかりで、コッペパンの日、アメリカンフライドポテトの日などが毎月巡ってくる。7月といえば、なっ(7)とう(10)の語呂合わせで全国納豆協同組合連合会などが「納豆の日」としている

 ▼福島市が7月だけでなく毎月10日を「納豆の日」として、消費拡大の取り組みを始めた。2年前まで4年連続で日本一の座にあった年間消費額が、昨年は9位に転落。トップ返り咲きへギアを上げた

 ▼市の専用サイトを見てみると、納豆のアレンジ料理がいろいろ載っていて興味深い。油揚げの包み焼きといった定番に加え、和洋中それぞれのメニューと組み合わせた料理は、納豆の懐の深さゆえか

 ▼すぐ食べられ栄養満点の納豆は、スーパーフードの代表格。不思議なことに、なぜ全国トップクラスの消費量なのかは定かでないという。ともあれ、記念日効果で健康増進も図れますように。

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