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安達・本宮連合、小技光った攻撃の連係 高校野球福島大会

07/19 07:24

【安達・本宮―福島明成】連合チームとして初のベスト16入りを決めて、喜ぶ安達・本宮ナイン=白河グリーンスタジアム

◇第106回全国高校野球選手権福島大会・第6日(18日・あいづ球場ほか8試合)

安達・本宮 6―4 福島明成

 合同練習の時間が限られる連合チームが、小技を交えた鮮やかな攻撃の連係でベスト16入りを果たした。八回、安達・本宮の勝ち越しのきっかけになったのは、船木理央(3年)の無死二塁からのバント。敵失を誘い走者が本塁に生還したのを確認すると、船木は塁上でガッツポーズした。

 同点で迎えた八回裏、先頭打者が出塁すると、安斎悟監督はバントの指示。船木が低めを犠打狙いで転がすと、相手捕手の悪送球で味方が生還した。船木も俊足を生かして二塁に到達。その後、スクイズで本塁を踏み、点差を広げた。船木は「自分の武器で貢献できて良かった」と語る。

 昨年秋に組んだ連合チーム。メンバー同士の距離は、練習を重ねていくうちに縮まった。船木とともに安達から参加する主将の安斎亮(3年)は「プレーの意見も出し合うようになった」と語る。週末のみの限られた時間で連係プレーを確認。平日は各チームで打撃の技術を磨き上げた。

 目標のベスト8は目前。先発で9回4失点と粘投した本宮の川名勇輝(同)は「悔いのないよう全力で戦う」と気を引き締めた。(小山璃子)


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