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会津総合病院跡地に予定の交流施設、開所延期へ

07/24 07:55

 会津若松市が進めている県立会津総合病院跡地の利活用事業で、整備方針としている多世代交流施設の開所が目標としていた2027年7月から遅れる見通しとなったことが23日、市への取材で分かった。具体的な開所時期は未定という。市によると、事業者選定に向けた公募型プロポーザル方式で入札参加表明書の提出がなかったことが要因で、市は同日、公募手続きを中止した。

 市は、跡地に子どもの屋内遊び場を核とした複合施設を整備する方針。今年2月に公募型プロポーザル方式で事業者を募っていたが、参加資格の通過者がいなかったため6月に再公募していた。

 再公募では、今月19日の期限までに入札参加表明書の提出がなかったという。市は今後、入札への参加がなかった原因を精査するとしている。

 市によると、跡地の利活用事業の整備コンセプトは「子どもを中心に人々が自然と集う場(みんなの交流拠点)」。屋内遊び場を中心にした公共施設と民間による収益施設を置き、子育て環境充実と地域活性化を図るとしている。

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