猪苗代町出身の野口英世の千円札発行終了を記念した展覧会「おかえりなんしょ野口英世博士展」は23日、町図書歴史情報館で開幕した。町内ゆかりの貴重な展示品に来場者が見入っている。歴史研究団体「猪苗代の偉人を考える会」の主催、町と町教委の共催。
地元の人に親しんでもらおうと、展示内容は母との再会のため米国から15年ぶりに帰国した時の写真や日誌、手紙をパネルで紹介するなど、町内ゆかりのエピソードにテーマを絞った。このほか町が所有する野口千円札の5号券と最終製造券が展示されている。
初日は野口博士に扮装(ふんそう)した同考える会の小檜山六郎会長が来場者に展示品の解説を行った。小檜山会長は「野口千円札の発行が終わっても若い人たちに博士の偉業を伝え、地元でいつまでも語り継がれるようにしていきたい」と話している。
8月4日まで。入場無料。午前9時~午後5時。今月29日休館。
問い合わせは小檜山会長(電話090・7930・0901)へ。