県教委が本年度創設した、産学官連携で高校生の海外研修を支援する「県グローバル人材育成基金」について、基金のロゴマークに福島西高デザイン科学科３年の佐藤そよさん（１７）の作品が選ばれた。佐藤さんは「企業や高校生の目に留まり、高校生自身が海外で生き生きと成長する可能性を感じてもらえたらうれしい」と笑顔を見せた。
県教委はより多くの人に基金を周知するため、本県で唯一デザイン科学科がある福島西高に制作を依頼。３年生６人がそれぞれデザインを考案した。佐藤さんは飛行機の軌跡で本県を形作り、世界へ大きく発展していく様子を躍動的に描いた。さらに円の形で地球を表現し、世界全体と本県の高校生がつながってグローバルな視点で活動していく姿をデザインに込めた。
県教委の職員が６月、基金の趣旨やデザイン性などの視点から審査を行い、佐藤さんの作品を選んだ。表彰式は県庁で行われ、大沼博文教育長が一人一人に賞状を手渡した。佐藤さんの作品はチラシなどの広報に活用される。
ほかの受賞者次の通り。
▽優秀賞＝斎藤恵俐香、佐藤恵里花
▽ドリーム賞＝石井流羽
▽パッション賞＝斎野世奈
▽フューチャー賞＝佐藤来春
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