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「第4種踏切」対策、道路検討 飯坂線、福島市長が表明

09/03 08:15

 福島市の福島交通飯坂線(飯坂電車)に設置されている警報機も遮断機もない第4種踏切を巡り、木幡浩市長は2日、同踏切での事故を防ぐため、新たな道路の整備などを検討していると明かした。

 同日開会した9月議会の提案理由説明で明らかにした。詳細は検討中だが、関係者によると、民家に近い場所にある同踏切を廃止し、民家の住民が不便とならないような道路の整備などを想定しているとみられる。

 同踏切は民家が隣接している場合が多く、同踏切を渡って通行しようとした際に事故が起こっているケースもある。木幡市長は「8月に車両と電車の接触事故が発生するなど、今なお事故が絶えない」と述べ、抜本的な対策を検討していると説明した。

 飯坂電車では2022年、同踏切で電車と軽乗用車が衝突する死傷事故が発生。福島交通は同踏切の廃止を進めるが、25カ所のうち廃止は3カ所にとどまる。市は注意看板やカーブミラー設置などを進めているが、事故は無くなっていない。

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